本ページは2020年度の情報です。
Our STORY
これからの"品川港南"
日本有数のオフィス街品川。 コロナの通勤風景として品川駅からオフィスに向かう人の流れが連日取り上げられている。その景色の先に広がる品川駅港南口エリアには、ニュースを見る人はおそらく知らない、2万を超える人の暮らしや運河など―働くだけではない品川が詰まっている。 コロナ禍が日本全体に大きな転換をもたらす中、今“品川港南“も変わり始めた。 リモートワーク化は急速に進み品川駅を通じて通勤する人の数は減りつつある。住む人達の中には、自宅から別の町に移動せず、1日中品川港南で過ごす人達も増えている。 この静かな変化を起点に、これからの品川港南はどう変わっていくのだろう。10年後もこのまちは「オフィス街」と呼ばれているのだろうか。 変化の時代だからこそ、手放しに未来を待つのではなく私たちが望む「これからの“品川港南“」を共に見つけていきたい。 品川港南にご縁の深いまちの研究員の皆さまをお迎えし、地域で活動する皆さまとともに語り合うオンラインイベントを開催します。 2030年、私たちが自ら生き生きと楽しく過ごすために、ともに想像しよう"品川港南"の未来ビジョン。
2030 AREA VISION
"品川港南"の未来ビジョン
コロナはいつか必ず収束する。
そして多くの人が収束後の世界をより良いものとするために、既に動き出している。
国内最大級のオフィス街品川もコロナの後を見据えて動き出す。
今回開催する、品川スタイル研究所「これからの”品川港南”」にご登壇をいただく、品川エリアに関連する研究所の「まち」に関連する研究員の皆さまに、
未来の品川駅港南口エリアを想像してもらいました。
品川は、日本の新しい姿を感じ取れる解放区になれる。
多くの街では、今まで築いてきた文化やしがらみのせいで新しい変化が生まれづらい。その意味で、品川はダイナミックに入れ替わるビジネスセクターや、増加する住人、ここを訪れる観光客などが交わり、これから何色にでも染まられる強みがあります。日本の新しい都市像のプロトタイプをここから提示してほしいですね。
山下 正太郎 氏
コクヨ株式会社ワークスタイル研究所 所長/WORKSIGHT 編集長
みんなが自由な発想で作るからこそ、品川が臨機応変に組み替え可能な街に生まれ変わる。
品川港南口駅前広場に限った話をすると、毎年異なるデザイナーや建築家の方に、実験的なストリート・ファニチャーを仮設的に作ってもらうなどというのはどうでしょうか。「街を歩く人に休憩場所を提供する」といった最低限のリクエストだけ提示して、後は自由な発想で作ってもらう。そして、みんなで臨機応変に編集、改良し続けられる未来の街――のモデルケースに品川がいずれなってくれると嬉しいですね。
竹内 雄一郎 氏
計算機科学者/株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所研究員
一般社団法人ウィキトピア・インスティテュート 代表理事
品川エリアを「変えていけるまち」にするリビングラボ。
これからの新しいまちづくりには、コロナの影響を踏まえた「密・疎」のデザインだけでなく、人間を大事にするための「濃・薄」「雑・整」にも開かれたデザインが重要になる。そして、そのようなデザインを進めていくためには、ボトムアップの活動と連携しながらみんなで「変えていけるまち」の土壌をつくっていく仕組み(リビングラボ)の知見が役に立つだろう。
木村 篤信 氏
NTTサービスエボリューション研究所主任研究員
デザインイノベーションコンソーシアムフェロー
一般社団法人大牟田未来共創センター(ポニポニ)パーソンセンタードリサーチャー
品川らしさを作る。そのキーワードは人と街の 関係性から生まれる「未来感」。
都心なのに水と緑があり、世界と対峙するテクノロジー企業が集積し、感度が高い住民の方々がお住まいの街、品川。ボトムアップからの多様な意見が生まれ、オンライン上で可視化、投票されていき、最後に実現していくような「未来感」のある街が、品川らしさに繋がっていく。
岡本 篤佳 氏
NTT都市開発株式会社商業事業本部商業・ホテル開発部担当課長
VOICES
品川スタイル研究所コメンテーター
「"品川港南"の未来ビジョン」を読んでのご感想を、
エリアで活動する様々な方に品川スタイル研究所コメンテーターとしてお寄せいただきました。
まちはひとりのものではないし、ひとりで変えられる未来もないから。ひとりひとりの声に耳を傾けよう。
※順不同
古屋 公啓 氏
(港南振興会事務局長/港区観光大使)
伊丹 桂 氏
(ワールドシティタワーズ自治会 会長)
上原 優子 氏
(シティタワー品川自治会)
藤嶺 典優 氏
(東日本旅客鉄道株式会社 東京支社 品川駅 内勤総括)
金谷 貴央 氏
(日鉄興和不動産株式会社 賃貸事業本部 エリアマネジメント室)
生方 徹 氏
(渡邊倉庫株式会社 営業統括部長 兼 営業部長)
松田 ともみ 氏
(リブポート株式会社 シニアマネージャー)
野元 淳 氏
(京浜急行電鉄株式会社新規事業企画室 主査/AND ON SHINAGAWA 事務局)
高野 昌幸 氏
(株式会社NSFエンゲージメント チーフプロデューサー)
鈴木 雅明 氏
(株式会社丹青社 企画開発センター 開発プロデューサー)
中嶋 信行 氏
(港南小学校PTA会長/日本マイクロソフト株式会社)
岸 藍子 氏
(バリュエンスホールディングス株式会社 ブランドコミュニケーション室 副室長)
野崎 和久 氏
(株式会社 電通国際情報サービス オープンイノベーションラボ)
宮崎 一榮 氏
(港南FC 監督)
吉田 祐介 氏
(品川CC(品川カルチャークラブ))
岸原 直人 氏
(Bullseyes東京 General Manager)
船木 亮作 氏
(港区立港南小学校 校長)
飯塚 則男 氏
(港南防災ネットワーク会長)
秋山 正利 氏
(品川駅港南商店会会長)
REPORT
イベントレポート
2021年2⽉25⽇、品川港南にご縁の深いまちの研究員の皆さまをお迎えし、
地域で活動する上でのさまざまな観点から語り合ったイベントの内容をnoteにてご紹介いたします。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
また近い機会に、皆さまにお会いできますことを⼼より楽しみにしております。